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やる気負けん気たっぷり、
生意気な1年目

会長：「入社してどの部署だったらできると思いますか？」　私：「どこでもできると思います！」
1年目は営業からスタートしました。最初の1年は研修です。3ヶ月間の工場研修では、自社の製品を自分の手で組み立てることで、製品の素晴らしさや製造の難しさ、いろいろな部署の人の気持ちなどを感じる経験をしました。その後、残りの9ヶ月間は店頭に立って営業。
家電量販店のマッサージチェアコーナーに立ち、販売員のスタッフの方と働いていました。研修期間中、出社時には必ず会長室に行き、仕事に対する考え方や人生における哲学を学ぶ研修を受ける機会を多くいただいていました。会長から学ばせていただく機会、成功するためにこんなチャンスはこの先二度とない！
このチャンスが無くなるときが来る前に全てを学びたい！と思って、とにかく必死に食らいついていきました。私は人より向上心が強く、今思えば、生意気な一面があったかもしれません。しかし、周りの先輩が本当によくしてくれました。父親からも「全国40万人くらいいる同期の中でトップクラスのラッキーやで、自分もできることならかわりたい。」と言われ、俄然熱心に仕事に励みました。

2年目、本質的な
秘書への挑戦

2年目で会長秘書に配属。
キラキラのスカートをはいた可愛い感じの秘書には絶対にならない！スケジュール調整だけの秘書はお断り！
会長のもとで、業務だけでなく考え方を学び、人間的に成長する！そう心に決めて、常に物事の目的や本質を追求し続けることで、圧倒的に成長できました。
先輩から言われた「会長の考え方を学びなさい」という言葉を常に意識していました。私は元々理系で「なんで」と思ったら自分の中に落ちるまで中途半端にできない性格です。その時にすぐ答えが出ることもあるけれど出ないこともあって「物事の本質ってどうやったら見れるんですか」と一度会長にお聞きしたことがあります。会長は「1つのものでも、私から見たらこう見える、那須さんの方向から見たらこう見える。いろんな角度から見ることで、本当の姿が見えるんですよ」と仰いました。常に広く、いろいろな角度から物事を捉えないといけないと、気付かせていただきました。
物事の本質を見るための訓練は決して簡単ではありませんでした。常に、これの本質って何なんだろうといろいろな切り口で見て、何が大事なのか？と全てを根本から考えるようにしました。その訓練のおかげで急成長できたと自負しています。

成長の原点、
地域活性化事業への挑戦

入社4年目。まさかの温泉を掘るところからの始まり。温泉事業・ホテル事業に副支配人として入り、初めて従業員の方を持ちました。
ただ、接客業のせの字もしらないし、温泉設備のことも全く分からない。そんな中でひとつだけわかっていたのは、
お客様にご迷惑をおかけしてはいけないことと、喜んで帰っていただかないといけないということでした。
稲田会長の生まれ故郷である大山、そこの地域の皆様から社会的役割の高い価値のある会社であると認めてもらうために、受け入れてもらうために、日々試行錯誤しました。
1年目は案の定赤字。お客様に来ていただくためのスタッフの育成や、水道光熱費の削減体制をつくるのに、非常に時間がかかりました。 なんとかそれらを改善して2年目は黒字。その後、事業全体を黒字化することができました。
その成果を認めていただき、私は子会社の社長になりました。